AWSクラウドコンピューティング初心者が見るべき、AWSome Dayセッション1:AWS のグローバルインフラストラクチャとネットワークおよびコンピューティング
どうも皆さん、たいがーです? おうち時間、どのようにお過ごしでしょうか?
今回は、AWS Innovate セッションの中の"AWSome Day"というシリーズのセッションを今回ご紹介したいと思います。
AWSome Dayとは
「AWSome Day」は、AWS クラウドジャーニーのはじめの一歩として、AWS に関する基礎知識を1日で体系的に学ぶ無償のトレーニングイベントです。AWS テクニカルインストラクターが主導するセッションを通じて、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワークといった AWS の主要なサービスを段階的に学ぶことができます。また、AWSに関わる方への基礎知識として、請求、アカウントマネジメント、料金モデル等、実際の導入に向けた内容となっております。技術的な面だけではなく、これから AWS クラウドを学ぶために必要となる知識を身に付けたい方、エンジニアのみならず、営業職、プリセールス職、学生まで幅広い方々におすすめします。
"AWSがどういうものかわからない。概要が理解したい。どのようなサービスがあるのか知りたい。"という初心者の方にとってすごくわかりやすいセッションではないでしょうか。
また私と同じように、クラウドからネットワークの勉強を始められたという方にも、クラウド自体の長所も振り返ることができ、オンプレミスとの差が改めて認識できるセッションとなっていると思います!
AWSome DayはOnlineでも開催されており、次回(記事公開時点)は5/11 15:00から開催予定なので、AWS Innovateの開催期間が終わっていた!!という方はそちらを是非チェックしてみてください!
4つのセッション
AWSome Dayは4つのセッションから構成されています!
- AWSのグローバルインフラストラクチャとネットワークおよびコンピューティング
- ストレージとデータベース
- AWSのセキュリティの基本
- Well-Architected Frameworkと料金の話
今回は一つ目、"AWSのグローバルインフラストラクチャとネットワークおよびコンピューティング"に関して振り返っていきます!
AWSを利用する上でどういった利点があるのか、AWSの概念(リージョン、AZ)が紹介されています。
また今回紹介されるサービスは、VPC、Amazon EC2、ELB、Auto Scalingです。
AWSクラウドコンピューティングの長所
AWSを導入すると何が変わるのか、という点からAWSの長所を振り返ります。
このような6点が長所として挙げられていました。
- キャパシティの予測が不要
- スピードとアジリティの向上
- 支出を変動費に切り替える
- データセンターの運用保守費が不要
- 規模の経済の利点を得られる
- 分単位で世界中にデプロイできる
使えるリソースが柔軟に、かつ早く変更が可能です。是非、クラウドの長所を生かしていきましょう。
リージョンとアベイラビリティゾーン
AWSではよく聞く概念の2つですね。改めて振り返ってみましょう。
- リージョン:サービスを展開している地域
- アベイラビリティゾーン(AZ):低レイテンシーのネットワークで繋がっている"仮想データセンター群"
AWSでは各リージョン内に複数のAZが存在しています。
障害が起きる可能性も考え、"複数のAZでの実装"がベストプラクティスとして挙げられています。
VPC
AWSクラウド内の仮想プライベートネットワークです。
主な機能としては、こちらが挙げられます。
- IPアドレスの範囲指定
- ルートテーブルによるルーティング設定
- ネットワークゲートウェイの設置
- セキュリティ設定
複数のAZでの実装では、オンプレミスでは様々な機器が必要な物も、AWSではコマンド一発で立ち上げることができます。
Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)
AWSで提供されている、仮想サーバーサービスです。
私も研修では主にEC2のLinuxサーバを立ち上げて、課題に取り組んでいます。なので、今のところ個人的に最も馴染みのあるサービスです。
Amazon EC2の特徴はこちらです。
- 従量課金性
- スペック(インスタンスタイプ)、OS等の幅広い選択肢
- キャパシティの拡大/縮小
- 複数のAWSリージョン、AZに跨ってデプロイできる
使い方や用途に合わせて、インスタンスタイプを選択することができます。
Elastic Load Balancing(ELB)
複数のインスタンスを組み合わせ、負荷分散をする時に使えるロードバランサーも3種類用意されています。
- Application Load Balancer(ALB)
- Network Load Balancer(NLB)
- Classic Load Balancer(CLB)
ALB、NLBが新しく用意された物なので、基本的に今からサービスを作る場合はこちらが推奨されています。この二つにはレイヤーの違いがあります。
ALBはHTTPやHTTPSなどのリクエストレベル(レイヤー7)、NLBに関してはTCPレベル(レイヤー4)で動作します。
ALBはアプリケーションでトラフィックを分散させることができます。対して、NLBは容量が多く用意されているので、突発的で変動しやすいトラフィックパターンにも対応できます。
Amazon EC2 Auto Scaling
ロードバランサーだけでなく、サーバーでも自動で増減が可能です。
アプリケーションの負荷に合わせ、インスタンスの数を動的に変更することができます。
例えば負荷状況でAuto Scalingを使う場合、Amazon CloudWatchを使い、負荷状況を監視することによって、Auto Scalingに通知します。その通知により、ELBと連携しサーバーを増やすことによって、トラフィックを分散することができます。
今回で解説されたのは負荷状況によるAuto Scalingでしたが、期間によっても増減が可能となっています。
基礎から振り返ろう
今回は、クラウドコンピューティングの長所から振り返っていきました。
是非、このおうち時間にAWSを基礎から振り返ってみてはいかがでしょうか。